3月27日(土)満開の桜が咲く春の日差しの下、「品川区荏原文化センターホール」において本年最初の全国研修が開催されました。
新型コロナウィルス感染症の沈静化が確認できない状況下ではありますが、昨年来何度か外部施設を利用した集合研修を実施してきており その時の経験を生かして感染対策を準備しました。来場者は係の検温で平熱を確認し、手指消毒を行った後、受付をして頂く流れです。 参加費の受取り、テキストのお渡しを担当する事業部の皆さんにはビニール製の手袋をつけていただきました。 ホールは1席おきの着席でディスタンスを確保、ホール前方のドアは常時開放して換気にも注意しています。もちろん研修に参加された皆様は常時マスクを着用していただきました。
研修は相模支部_野中精隆支部長の先導による吟礼で11時に開講いたしました。渡指導本部長のご挨拶に続き、宗家による「弘道館に梅花を賞す」(徳川景山作・龍吟新年号「季節のうた」)の吟詠指導を頂きました。
ここで一旦30分程度の小休止となりました。館内での食事が禁止となっているため、軽い食事を摂られる方はセンターの外に出てパンやおにぎりなど三々五々召し上がっていらっしゃいました。
午後の部は井田岳精会_大森会長の先導による吟礼に続き、総傳(師範)許証ならびに本部新役員・専門部員の任命証授与が行われました。遠距離の移動自粛が求められているため、今回の参加者は本部近隣の会員様となっており、総傳の授与も全14名の対象者のうち3名にしかお渡しできなかったのはちょっと残念でした。
家吉精雄幹事長の挨拶に続いて、午後の吟詠指導となりました。午後は宗家(宗嗣)自作の2題「はっぱ(辻寛子作)」「児玉神社を訪ねて作有り(宗家作)」の吟詠指導を頂きました。「はっぱ」は漢詩とは異なるため、皆さんちょっと苦労されていたようです。
予定された吟詠指導が終わり、受講者代表5名による成果発表吟詠と宗家の個人指導が行われました。吟題と発表者は以下の通りです(敬称略)。
弘道館に梅花を賞す (千代田岳精会)平井武山
弘道館に梅花を賞す (相模支部)冨岡嘉風
児玉神社を訪ねて作有り (川崎支部)大井龍静
弘道館に梅花を賞す (多摩岳精会)大根田彩山
はっぱ (本部)横山龍精
ご参加が叶わなかった会員様のために、当日の指導の模様を収録したCDを作成します。1枚1500円、各会・支部・教場で取りまとめてのご注文をお願いします
参加された皆様、お疲れさまでした!