11月12日(土)に開催された幹部研修会の画像を紹介します。
幹部研修・師範研修・一般研修は月の定例研修会ですが、今回は尺八奏者_岡田純明先生を特別講師にお迎えしてのスペシャルな研修となりました。
プロの尺八奏者の話を聞けるうえ、吟詠の伴奏もつけて頂ける滅多にない機会とあって幹部指導者はもちろん、聴講を希望する近隣の師範も集まり開始前から教室内に期待は高まっています(画像1)。14時から始まった幹部研修会は、宗家の先導・岡田先生の伴奏での会詩合吟からスタート。一同この段階から目の前で演奏される尺八の迫力にビックリです(画像2~5)。
会詩合吟の後は、宗家より今回企画した研修について説明があり(画像6)、続いて幹事長より岡田先生を紹介する旨の挨拶が続きます(画像7)。
いよいよ吟詠指導がスタートしました(画像8~12)。指導吟題は「胡隠君を尋ぬ(高啓)」です。素読に続き、宗家の範吟に続いて一節ずつ指導を進めます。この間も岡田先生は伴奏を続けて下さいました(出ずっぱりです)。一通りの吟詠指導ののち、女性のみの合吟(画像13)、男性のみの合吟(画像14)をそれぞれ行って全体指導は終了しました。
続いて本日のハイライト、岡田先生からの講話です。
岡田先生の生い立ち(飛騨高山のご出身だそうです)、尺八を始めたきっかけ、そして詩吟との出会いについて大変興味深いお話を聞かせていただきました。何と岡田先生が尺八を始めたのは32歳と大変遅咲きで、尺八と出会った瞬間にでプロになる決意をされ師を探し求めた、という我々にとっては驚くような経歴でした。尺八奏者としてジャズや演歌をこなし、各地を巡業している時に詩吟との出会いがあったそうです。伴奏をしながら詩吟を聞いているお客様が吟に感動して涙を流す様子に胸を打たれ、詩吟の世界と関わるようになっていったとのことでした。
また詩吟でも使う日本の音階、陽旋法と陰旋法の説明は大変興味深いものでした(画像15・16)。
後半は個人指導の時間となりました。今回以下の方々が個人指導を受けられました。全ての方々の吟詠に岡田先生が伴奏を付けて下さり、本番さながらの吟詠発表となりました。吟詠の後は宗家によるワンポイントレッスンはもちろんのこと岡田先生からのアドバイスもあり貴重な指導となりました。(吟題は「胡隠君を尋ぬ(高啓)」です。)
1.松井龍寳(渡田教場教場長) 画像17
2.冨岡嘉風(相模支部) 画像18
3.石川龍雪(相模支部) 画像19
4.池田精嶽(湘南教場教場長) 画像20
5.越智精麗(取手教場教場長) 画像21
6. 大森精翠(井田岳精会会長) 画像22
7.杉江精寛(下田岳精会会長) 画像23
8.徳本龍治(千代田岳精会) 画像24
9.林 精郷(埼玉岳精会会長) 画像25
10.野中精隆(相模支部支部長) 画像26
11.古城精宝(府中支部) 画像27
12.好川翔風(川崎支部) 画像28
13.佐藤精堂(相模支部 副幹事長) 画像29
14. 宗嗣 画像30
皆さん、いつもは自らの教場で指導に当たっている方ばかりですので、それぞれに味のある堂々とした吟を披露して下さり、岡田先生も高く評価して下さっていました。終了後は宗家・岡田先生に御礼の挨拶をして研修終了となりました(画像31)
参加いただいた皆さん、お疲れさまでした。