岳精流日本吟院総本部

令和8年度夏期師範一泊研修会が終了しました

公開日時:2026年09月02日

令和8年度夏期師範一泊研修会が無事終了しました。
日程は8月30日(日)午後~31日(月)3時半、場所は恒例の熱海温泉ホテル大野屋さんです。研修の様子を時系列でご紹介いたします。

■8月29日(土)
実は研修は前日午後から始まっています。宗家および本部役員など5名が現地に前日入りし、会場づくりを行います。
壁面の掛軸、会旗、演台、上席・司会・伴奏のネームプレートを設置し、音響の確認を行います。
またロビーでは受付コーナー設置およびテキスト・パンフレット・資料のセットを行うほか、幹部指導者連絡会会場の設営、部門別研修(師範・準師範)会場も準備を行います。会場準備を終えると、夕食(豪華!)を頂きながら翌日からの進行・注意事項について意見交換を行うのです

■8月30日(日)研修初日
研修そのものは午後からですが、一部の専門部員は9時過ぎには会場入りしています。事業部の皆さんです。メンバーは前日準備しておいたテキスト・パンフレット・資料に加え参加者に付けてもらう名札を教場毎に分けて受付開始に備えます。そうしているうちに庶務部の皆さんも会場入りし、今度はロビーで販売するテキストCD、備品類のセッティングを行います。
11時からは幹部指導者連絡会が始まります。会長・支部長・専門部長を初めとする本部役員と指導本部員が参加し、研修の狙い、指導陣として意識してほしい事などが伝達されます。また各会・支部責任者からは直近の活動状況などが報告され、参考になる事例を共有しました。ちょうどお昼時の開催でもあり、この会議にはカレーライスが恒例で準備されています。今回はチキンカレー、どうやら好評だったようでカレーは売り切れとなりました(ライスはいっぱい残りました)。
13時よりよいよ研修開始となります。吟礼(先導_奥村精曄先生)に続き、佐藤精堂指導本部長より研修参加者に対し研修の狙い、学んでほしいこと、注意事項などが説明されます。
オリエンテーションが終わると、最初の吟詠指導を宗家が行います。約2時間の宗家および宗嗣指導時間内には四題のR9年昇伝審査指定吟題が指導されました(①宴に侍して恭しく賦す(初伝)、②逸題(中伝) ③短歌「大海の」(中伝) ④藤樹書院に過ぎる(中伝)   ※宗嗣指導は③短歌)。来年度昇伝審査の指定吟題を初めて受講する皆さん、もちろん教場に戻れば自分が生徒さんに指導を行う皆さんでもありますので熱心に聞き入っておりました。
宗家・宗嗣指導による集合研修が終わると休憩を挟みつつ、部門別研修に移ります。部門研修は会・支部・教場を代表する参加者が集まり今後の流統の有り方について勉強というよりは意見交換を行うA部門(特別研修)、新師範・新準師範になって初めて夏期研修に参加された方が師範の心構え、素養について学んでいただくB/C部門研修、指導本部員の先生方に直接吟詠指導を受ける一般研修に分かれます。今回の研修会では流統が現在目標としている「令和9年創流50周年を2000名の会員で祝おう!」を実現するため、どんな活動をしているか、どんな動きをしていくべきか、が共通のテーマになっており全ての部門研修で意見交換の時間が設けられました。皆さん、積極的に発言し、参加者の事例発表に真剣に耳を傾ける様子が印象的でした。
これで初日の研修が終わりました。皆さんぐったりした体を大浴場で癒し、お楽しみの夕食会に集合です。
通常ビュッフェスタイルしかない大野屋さんが銘々の膳にご馳走を盛り付け提供してくれます。当然ビールも抜かれ、カラオケも始まりました。こうなると止まりません!夜更けまで岳精流の宴は続いたのでした。
初日の様子はこちらからご覧ください。今年はサービスショットで夕食会の様子も掲載しています

■8月31日(月)研修2日目
2日目の朝は朝食会場から始まります。ホテルには一般のお客様も多数宿泊されていますので邪魔にならないよう、岳精会会員は6:45からバイキング会場へ入室出来ます。しかし昨晩あれほど呑んで食べて歌った皆さんです、研修に間にあうようにゆっくり目の朝食を召し上がるかと思いきや、これがビックリ!バイキング会場オープンの6:45には長蛇の列!どれだけ腹減ってるんだ、と言いたくなるほどの元気な姿で参集されてました。もちろんホテル自慢のビュッフェ料理をどっさり盛って健啖ぶりを発揮していました。研修スタートから眠くなるのでは・・・とちょっと心配に。
2日目の研修は吟礼(先導_秋山精正先生)に続き、式典が行われました。式典では新たに中野教場教場長になられた成瀬佳風先生および事業部員を拝命した宮澤敏雄先生に任命証が授与され、引き続き会員増強表彰が行われました。コロナ期間以降会員確保に各教場苦労されている中、多摩・六郷・千代田の3岳精会では増員に成功し、努力賞を授与されました。
続いては特別研修としてプロジェクト(会員増強)活動の発表が行われました。宗嗣の総括に続き、渋川岳精会_郡司明風先生、大阪岳精会_下精祥先生・岡村晴美先生から事例発表が行われました。それぞれユニークな活動を行っているほか、組織の動かし方にも傾聴に値する発表でした。
特別研修が終わると、この日も宗家・宗嗣による吟詠指導の集合研修となります。午前の部では指定吟題三題(①俳句「鶯や」(奥伝) ②青山詩(初伝) ③春日山懐古(奥伝))の吟詠指導が行われました。吟詠指導に続き、少壮吟士を拝命した郡司明風先生による範吟「藤樹書院に過ぎる」が披露され大きな拍手を送られました。午前の部の最後には11月武道館大会で流統合吟を披露する「日本を愛す」の指導が奥村精曄先生の下、行われました。
昼食は再びバイキング会場へ移動し、ホテル謹製弁当を頂きました。これもなかなか美味しかったですよ。
さて午後、研修もラストスパートです。家吉精雄幹事長による本部連絡事項に続き、最後の宗家吟詠指導です。午後の指導吟題は①俳句「旅に病んで」(奥伝) ②桜花の詞(皆伝)の二題を取り上げました。参加者一同集中力を切らさず受講しておりました。
最後に「日本を愛す」を再び合吟で指導いただき、吟詠指導は全て終了となりました。

これで指定吟題のうち九題を取り上げたことになります。残っているのは①(短歌)「十億の」(中伝) ②秋日(奥伝) ③九月十五夜(皆伝)の三題です。これらにつきましては10月17日の全国研修会で吟詠指導を行う予定となっています。

全ての吟詠指導を終えて、今回の研修に参加者から10名が成果発表吟詠を披露しました。以下の方々です。
1.(渋川)横山美風 俳句「鶯や」
2.(一宮)藤井龍津 短歌「大海の」
3.(名古屋)伊藤隆子 宴に侍して恭しく賦す
4.(千代田)座間萌山 宴に侍して恭しく賦す
5.(千代田)三島寿風 藤樹書院に過ぎる
6.(三河)今泉龍白  青山詩
7.(湘南)志賀龍孝 俳句「旅に病んで」
8.(相模)冨岡龍照 青山詩
9.(生駒)太田龍桃 藤樹書院に過ぎる
10.(品川)荒井精水 桜花の詞
宗家より一人一人に助言があり、成果吟詠発表が終わりました。最後に今回の研修の修了証が代表授与され参加者全員に配布されました。
これで令和8年の夏期師範一泊研修会はすべてのプログラムを終了しました。
参加された皆様、お疲れさまでした。ご参加有難う御座いました。また来年も熱海で会いましょう!

2日目の様子(写真)はこちらからご確認頂けます