岳精流日本吟院総本部

全国吟道大会が開催されました!

公開日時:2025年06月10日

6月6日(金)武蔵中原駅直結の「エポックなかはら」ホールにて令和7年全国吟道大会が開催されました。
本年は宗家就任20周年にあたり記念大会として開催されたため、神奈川県吟剣詩舞道総連盟や川崎市吟剣詩舞道連盟他から30名を超える来賓をお迎えしての大会となりました。
前日より近隣の会・支部・教場会員が舞台・ロビーの準備に追われ、5台の生花スタンドと全国岳精会会旗を陳列して当日に備えました。地方からの参加者も加わって構成吟のリハーサルも行われ準備万端です。

当日の最終チェックを済ませ、予定通り9時15分に開場となりました。全国から集まった会員と来賓の先生方が次々に入場され、狭いロビーは人でごった返しました。その中でもあちこちで久々の再開に笑顔が見られます。
9時45分、三河岳精会_深浦会長による「開会のことば」で大会は幕を開け、大村岳精会_宮本会長の先導で会場の全員による吟礼と続き、第1部の一般合吟となりました。今年の一般合吟は32チームが参加、650名を超える参加者となりました。
第2部では支部長・会長による独吟が披露され、続いて本部役員による合吟(2番)に続きます。
これで午前の部は終了となり、ホール内やロビーで和気あいあいとお弁当を広げる風景が見られました。

昼食後は第4部式典から再開となりました。来賓として流統特別顧問の加藤丈夫様、杉田亮毅様が挨拶され、神奈川県総連からは星野洲紅先生よりお言葉を頂戴しました。宗家より返礼の挨拶が行われ、登壇された来賓をご紹介して式典は終了となりました。
続いて宗家就任20周年を記念する特別番組として祖宗範および宗家の録音に合わせて舞が披露されました。
第6部では11名の御来賓がお祝いの吟詠と詩舞を披露して下さいました。
続く第7部構成吟のテーマは「日本を巡る」として北海道から沖縄まで、岳精流日本吟院とゆかりのある全国の名所・景勝地を紹介しました。吟詠、剣舞・詩舞に加え、各地にまつわる画像も投影され華やかな舞台となりました。全部で15番の最後は出演者全員で家元作の短歌「勝ちし人も」を合吟して幕となりました。
最後の演目は宗家による「雨ニモ負ケズ」の吟詠です。混迷の現代にあって吟とともにどう生きていくべきか、を宗家メッセージとして送られました。

宗嗣先導による大合吟と来賓代表の薦田先生御発声による万歳三唱で大会は幕を閉じました。
準備に当たった皆さん、出演された皆さん、ご来賓の先生方、観覧頂いた皆様すべての力を結集した素晴らしい時間を共有することが出来ました。
本当にありがとうございました。

なお、来年は6月12日(金)、本年同様エポックなかはらで全国吟道大会を開催の予定です。皆さん、また元気でお会いしましょう!

大会後は同じ施設内の大会議室で祝賀会が行われ、互いの慰労と大会の成功を祝って美味しいお酒と食事を頂きました。
当日の様子はこちらからご確認いただけます