岳精流日本吟院総本部

令和3年度「夏期師範特別研修会」が終了しました

公開日時:2021年09月02日

8月30日(月)本部にも近い「サンピアンかわさき」ホールに於いて、本年の「「夏期師範特別研修会」が開催されました。
コロナウイルス感染症の収束が未だ見えず、昨年に続き日帰りでの開催となりました。
当日は神奈川県内も緊急事態宣言下に置かれている事もあり、出来る限りの感染対策を講じております。
参加者はマスク着用、座席は前後左右に十分な間隔を空けて着席、入場時また外出時の手指消毒などを実施し、
専門部員による研修会スタッフも適宜手袋やフェイスシールドを着用して、業務に当たりました

午前の部(10:00~11:50)は奥村精曄副幹事長による吟礼でスタートし、渡精華指導本部長の挨拶に続き吟詠指導が行われました(カッコ内吟詠指導者)
・偶成 / 松平春嶽 (佐藤精堂副幹事長)
・逸題 / 勝海舟 (宗家)
・俳句「あめつちの」 / 瞿麦 (宗家)

昼休み中、会長・支部長・教場長・本部役員は昼食を摂りながら「会長連絡会」を行いました。全国研修初参加の吉見陸風先生(岩手教場)による挨拶の他、参加された会長先生からコロナ禍における活動の状況や今後の予定、方針などがそれぞれ述べられました。宗家挨拶ののち、幹事長より当面の本部行事について発表がありました。今後の予定としては10/19全国研修会(川崎産業振興会館)、11/3「奥伝以上、および師範昇伝審査会」(かわさき保育会館他)、12/4全国研修会(エポック中原)、3/19全国研修会(川崎産業振興会館)、6/11全国吟道大会(カルッツかわさき)が挙げられました。なお、来年の吟道大会名目は「創流45周年」とする旨、発表がありました

午後の部(13:00~16:30)最初は、流統の後援会長 兼 特別顧問を務めていただいている加藤丈夫先生より特別講演でスタートしました。講演は「後藤新平に学ぶ~雄大な構想で日本と世界の将来を考えたリーダー」と題して、コロナ禍に苦しむ今こそ、日本人は近代化先駆けとなった明治の偉人に再び着目すべきというタイムリーな内容でした。参加者誰もが約1時間をものともせず聞き入りました。

講演に続き、午後の吟礼を秋山精正副幹事長が行い、家吉精雄幹事長の挨拶に続いて吟詠指導となりました

・短歌「春ここに」 / 佐々木信綱 (前澤精淳副幹事長)
・鐘夏の詩 / 袁枚 (宗家)
・滝山城懐古 / 角光嘯堂 (宗家)

吟詠指導終了後、時間の関係で受講者代表として4組(5名)が成果吟発表を行い、宗家からワンポイントアドバイスを頂戴しました
山城精和先生(東京地区教場合同代表)が当日の受講者を代表して修了証を受け取り、解散となりました
暑い中、ご参加いただいた皆様ご苦労様でした。残念ながら参加を見送った皆様、9月中旬をめどにお申込み頂いたCDやテキストをお送りする予定です。指導内容をしっかりご確認いただき今後の教室での指導にお役立てください。

当日の模様(画像)が届きましたら再度お知らせします