岳精流日本吟院総本部

第24回合祀祭が開催されました

公開日時:2024年05月20日

5月9日(木)あきる野市の西多摩霊園において令和6年(第24回)合祀祭が開催されました。
この日は前夜より雨が降り続いており、合祀祭式典(合祀祭は園内の「吟魂碑」前で行われます、当然屋外です)も心配されましたが、合祀された会員の皆様の御霊のお陰か、式典開始時には見事に晴れ渡りました。
今回の合祀者は11名(うち生前合祀者7名)、54名が参加して11時15分より式典が開始されました。流統の合祀者は今回で累計357名となります。

佐藤精堂副幹事長司会のもと、開式のことば(奥村精曄)に続き、宗家より合祀碑建立のことば・合祀物故者名披露と続きました。その後合祀者名が刻印された合祀銘板を合祀碑に収め、会詩合吟(先導_宗嗣)の後、参列者各位が用意されたカーネーションを献花致しました。秋山精正副幹事長の挨拶で式典は終了となりました。

3名を合祀した井田岳精会の皆さんは吟行会を兼ねて参列しており、式典終了後バスで出発です。他の参列者は園内レストランに場所を変えて「参列者の集い(懇親会)」に参加しました。懇親会では用意された食事や飲み物を頂きながら、物故者の想い出や吟を披露する趣向ですが、今回の合祀者には石川精孝先生(本部顧問)、渡精華先生(指導本部長・副幹事長・多摩岳精会会長)、冨岡精吟先生(指導本部員、名古屋岳精会会長)といった流統重鎮がいらっしゃいましたので多くの想い出が語られました。宗家曰く「家元から直接薫陶を受けた流統の第1世代がこれで誰もいなくなってしまった。今後ますます我々が流統を盛り立てて行く責任を感じる」という言葉で、列席した役員諸氏もうなずいていらっしゃいました。その中でも新春早々に逝去された渡精華先生には皆さん、多くの想い出があるようで、初めて聞く意外なエピソードも続出し、皆笑ったり感じ入ったりと、大いに懇親会は盛り上がりました。また毎回ご出席頂く西多摩霊園の井出社長(ご両親が六郷岳精会在籍)や特別顧問の杉田亮毅先生にも、興味深いお話をお聞かせいただきました。

こうして懇親会の2時間はあっという間に過ぎてゆき、晴れ渡る5月の青空の下、散会となりました。
ご参加いただいた皆様、お疲れさまでした!
今回の参列者には、現在は流統を離れている方もいらっしゃいます。生前合祀をお申込み頂いた方には、物故時ご連絡を頂ければ流統を離れていても合祀祭のご案内を致します。詩吟を生涯の友とされるのでしたら、是非生前合祀をお申込み下さい。
当日の様子(写真)はこちらからご覧いただけます