岳精流日本吟院総本部

全国吟道大会が開催されました!

公開日時:2021年06月25日

6月24日(木)令和3年全国吟道大会がカルッツかわさき大ホールにて開催されました。
前日の準備(23日)、および当日の様子を画像でアップしましたのでご確認下さい。
コロナ禍での初めての開催であり、参加される会員様、運営する役員の皆様も含めどなたもウイルス感染することの無きよう、入念な準備を整えた上で大会当日を迎えました。入口では事前に配布した検温シールを「感染対策係」がチェック、発熱を示す変色が見られたら再度検温した上で入場可否を判断します。体温OKということで入場されたら、今度は手指の消毒。全ての出入り口に消毒液と除菌シートを設置しました。もちろん各係メンバーはマスクに加え、フェイスシールドも着用し来場者に不安を与えないよう配慮しています。ホールでは席間隔を空け、ソーシャルディスタンスを保ちました。もちろん常時マスク着用の上、客席での発声は厳禁です(従って会詩合吟や終演時の大合吟も「なし」となりました)。このご時世ですので、県跨ぎの長距離移動は難しく、関東エリア教場の会員による大会となりましたが、それでも三河岳精会からは舞踊でのご参加(2名)、新潟県三条市からはステージ映像慣習と当日の録画に近藤岳玄先生とお弟子さんが駆けつけてくれました。大会の内容は午前中に第1部 合吟、第2部 独吟コンクール、第3部 本部役員吟詠が行われました。当初出吟を予定されていましたが直前にやむなく欠吟となった三河岳精会、大阪岳精会、美濃岳精会、生駒支部の皆さんは事前にテープ収録した音源を披露頂きました。独吟コンクールも欠吟者がありましたが、参加された皆さんはいづれも晴れ晴れと日ごろの成果を披露されておりました。結果は、優勝)上杉景子様(六郷)、準優勝) 漆原諄佶様(多摩)、第3位) 家吉美津江様(多摩) となりました。入賞された皆様、本当におめでとうございました。

1時間の昼休みを挟み、午後の部となりました(昼食も密を避けるため、2交代で3会場に分かれて召し上がっていただきました。お弁当やお茶を担当する役員の皆さんはフェイスシールドに加え、ゴム手袋の完全防備で業務を遂行されました)
午後は、式典で幕開けです。来賓としてご臨席いただいた流統後援会長(兼)特別顧問の加藤丈夫先生と同じく特別顧問の杉田亮毅先生からご挨拶を頂きました。
続いて第5部は家元および宗家の音源に合わせて剣舞・舞踊を披露いただく特別番組「祖宗範 横山岳精先生と宗家 横山精真の吟を舞う」でした。第6部は宗嗣吟詠です。宗嗣には「絶句(杜甫)」を吟じていただきました。
第7部「会長・支部長吟詠」に続き、大会の目玉、第8部「構成吟」となりました。今回のテーマは「良寛和尚を求めて」です。映像監修の近藤先生により良寛和尚ゆかりの画像がふんだんに映し出され、誰もが楽しめる内容となりました。またナレーションもベテラン木村龍夏先生が落ち着いた美声を聞かせて下さいました。また欠吟となった三河岳精会の皆様は合吟同様、収録いただいた音源を会場で流し構成吟の一翼を担って頂きました。
大トリの宗家吟詠は「野の仏(福田蓼汀)」を詠っていただき、閉会式は「手締め」で幕となりました。参加いただいた皆様、裏方を担当された皆様、本当にご苦労様でした!
当日の画像が届きましたら、再度ご案内申し上げます。
それと速報です。来年(令和4年)の全国吟道大会ですが6月11日(土)カルッツかわさきとなり、記念大会の予定です。皆さん、久々の週末開催です。このころにはワクチン接種も行き渡り、コロナも収束する事でしょう。こぞってご参加ください!ご期待ください!