8月30日(日)川崎市教育文化会館6階大会議室で開催された「令和2年度夏期師範特別研修」が無事終了いたしました。 これは例年熱海で開催されている宿泊研修がコロナ禍により開催出来なくなったことから、代替案として企画された集合研修です。 日帰り開催とは言え、この状況下で遠距離の移動は難しく、当日参加された120名は全て首都圏所在の会・支部・教場の会員様でした。
当日の様子(写真)はこちらからご確認いただけます。
研修の進行は以下の通りです。
10時 開会 吟礼_園田精鵬(副幹事長)
吟詠指導「七歩の詩 / 曹植」家吉精雄(幹事長)
宗家吟詠指導「黄鶴楼で孟浩然の広陵に之くを送る / 李白」
「(短歌)あさみどり / 明治天皇御製」
12時 昼食休憩および会長連絡会(3階第6&7会議室)
13時 再開 吟礼_奥村精曄(副幹事長)
總傳許証授与式・会員増強表彰式
特別研修「ZOOMを利用した遠隔研修の実践例」講師:多摩岳精会 渡精華会長
吟詠指導「訣別 / 梅田雲浜」佐藤精堂(副幹事長)
宗家吟詠指導「山行 / 杜牧」
「(俳句)古池や / 芭蕉」
「雨ニモ負ケズ / 宮沢賢治」
修了証授与 代表受領 千代田岳精会_鈴木精成会長
16時30分 解散
昼食後に行われた式典では、本年1月1日に認許された「総傳師範」「総伝」許証を当日参加された7名に対し授与致しました。 その後、新任の専門部責任者(広報部 下條信山部長)への任命証授与、令和元年度の会員増強の表彰が行われました。
今回の会員増強表彰の対象となったのは「優秀賞」が千代田岳精会、「努力賞」が生駒支部・武蔵岳精会・品川支部・湘南教場・鹿児島支部の5拠点でした。 対象となった会・支部・教場の皆さん、おめでとうございました。
今回吟詠指導を行ったのは(短歌・俳句含む)7題で全てが来年度昇伝審査指定吟題となっています。 残っているのは5題となり次回課題吟指導を行う機会は10/25の全国研修の予定となっています。
8月最後の日曜日であるこの日、川崎は連日の猛暑に見舞われ参加された方々は会場にやってくるだけでも汗びっしょりになっていました。 加えて感染対策のため研修中もマスク(またはフェイスシールド)着用、換気のため冷房は入れているものの全ての窓は開放しておりました。 そのため特に窓際の参加者の方々は1日中暑さにも我慢いただくことになりました。
本部側でも感染阻止のため(非接触)検温機を用意し入場時には全員の検温を実施、また手指のアルコール消毒もお願いしました。 会場内配置も、座席間を1メートル程度空け出来る限り対策を講じました。
参加者全員が感染対策を心がけながら、心を一つに吟詠習得に励んだ意義深い研修となりました。皆様の熱意が会場室温を更に上げていたように感じます。 参加した皆様、本当にご苦労様でした。
なお、当日の収録CD・DVDは9月末までにお届けとなる予定です。今しばらくお待ちください。