岳精流日本吟院総本部

12月全国研修会が開催されました

公開日時:2021年12月17日

12月4日(土)、師走としては暖かな晴天の下、本年最後の全国研修会が開催されました(ご報告が遅くなってすみません)。
JR南武線_武蔵中原駅直結の「エポックなかはら(川崎市総合福祉センター)」での開催は岳精会として初だったかもしれません。またコロナウイルス感染も秋口より沈静化傾向にあり、当日は大勢の方々にご参加いただきました。近隣教場のみならず地方 (会・支部・教場)からも年内最後の本部行事とあって多数の先生方が駆けつけて下さいました(下田_杉江精寛、大村_宮本精秀、名古屋_杉山精鶯、一宮_長瀬精縁、豊田_高橋精槇、三島_河原龍青、糸魚川_歌川精瑤、敬称略)。先生方、ご参加ありがとうございました。(当日の模様はこちらからもご確認いただけます)

10時にスタートした研修は以下のように進行しました
午前の部 (司会)大森精翠_井田
吟礼 小林精晄_府中
課題吟指導 宗家
1.暁に順城門を出で何太虚を憶う有り(掲傒斯 作)
2.からまつ(北原白秋 作)
午前の部は令和4年度昇伝審査指定吟2題の指導でしたので、師範以上を対象と致しました。

昼休には別室にて会長連絡会が行われました。今回会場の大会議室は180名が着席できる広さがあり加えてインターネット接続環境や大型スクリーンなどの設備も充実しております。そこで当日来場できない会長・支部長にもリモート会議システムを使って連絡会に参加していただきました。リモート参加:天童_大木精翁、三河_深浦精正、沖縄_新垣龍敏、生駒_徳田精邱(敬称略)
地方から参加された先生方を中心に、コロナ禍における活動のご苦労や工夫、今後への意気込みなどをお話し頂き充実した時間となりました。

午後の部スタートは式典から(許証授与式)です。
本年11月に実施された「奥伝以上及び師範昇伝審査」受審者から、この日は皆伝師範7名、十段7名、九段4名、皆伝12名が宗家より許証を授与されました。また奥伝師範・準師範・八段・七段・奥伝については代表者1名が許証を受け取りました。許証以外にも、新たに本部顧問に就任される武蔵_前澤精淳先生への委嘱状、広報部新メンバー髙岡佑泉(相模)への任命状授与も行われました。

式典を含む午後の研修は以下のように進行しました
午後の部 (司会)古城精宝_府中、池田龍康_千代田
吟礼 大森精翠_井田
式典(許証授与式)
幹事長挨拶 家吉精雄_多摩
幹部吟詠指導 奥村精曄_六郷
一吟詩(一) 短歌「甘やかし」(秋山波世 作)
宗家吟詠指導
季節のうた「別詩」(范雲)
一吟詩(二) 短歌「船出する」(原文二 様)
成果吟詠発表
1.別詩 藤井龍津_一宮
2.からまつ (連吟)宮本精秀_大村・杉山精鶯_名古屋・長瀬精縁_一宮
3.暁に順城門を出で何太虚を憶う有り 髙橋精槇_豊田
4.短歌「船出する」 稲垣龍邦_名古屋
5.短歌「甘やかし」 河原龍青_三島
6.別詩 宗嗣

以上を持って研修は終了しました。参加された皆様、お疲れさまでした。

例によって遠隔地からの来場が難しい会員様に向けて当日の指導実況CD(またはyoutube視聴)を頒布しております。既に申し込みは締め切りましたが、追加でのお申込みも対応可能ですのでご利用ください。また課題吟CDは来年2月頃に発売を予定しております。
次回の全国研修会は令和4年3月19日(土)10時開始、会場は川崎市産業振興会館を予定しております。事前申込となります、年末までにお届けするご案内文書をご確認下さい。