岳精流日本吟院総本部

「全国研修会」の様子

10月10日(月)前日の「指定吟題研修会」に続き、「全国研修会」が川崎産業振興会館にて開催されました(画像1)。10月の全国研修会は本部青年部と婦人部が計画・準備を担当する「企画研修会」となっております。
今回の研修会では現在日本経済新聞(朝刊)に小説「ふりさけ見れば」を連載執筆中の安部龍太郎先生を特別講師にお迎えし、小説のテーマとなっている阿倍仲麻呂にまつわる吟題を取り上げております。なお今回安部先生をご紹介頂いたのは日本経済新聞社参与を務められている流統特別顧問、杉田亮毅先生のお骨折りによるものです。

研修会は例によって吟礼からスタートです。午前の先導は名古屋からご参加いただいた杉山精鶯支部長にお願いしました(画像2・3)。続いて幹事長による挨拶(画像4)と続き、最初の吟詠指導は宗嗣が担当されます。吟題は「望郷の詩(阿倍仲麻呂)」です。熱心なご指導に参加者も一生懸命応えます(画像5~7)。
続いては宗家による吟詠指導、吟題は「晁卿衡を哭す(李白)」です。宗家吟詠指導の途中で安部龍太郎先生が会場にお越しになりました、会場の雰囲気も一気に高まります(画像8~10)。

ここで午前の部が終了となり、昼食となりました。参加者のうち、会長・支部長・独立教場長は別室で「会長連絡会」となります。この連絡会にも安部龍太郎先生にご参加いただきました。講演前に流統の雰囲気を知ってもらうためです。そしてこの場で安部先生より新刊「迷宮の月」を署名入りでプレゼント頂きました!
会長連絡会では地方教場の先生方を中心に近況を報告いただき和気あいあいとした雰囲気のもと「崎陽軒のシウマイ弁当」を頂戴しました。(画像11・12)

いよいよ午後の部です。午後の吟礼は神奈川地区教場合同代表の細野精洋先生にお願いしました(画像13)。
特別講演に先駆け、宗家により「短歌_天の原(阿倍仲麻呂)」が吟じられ(画像14)、杉田亮毅特別顧問より安部龍太郎先生のご紹介があり(画像15)、本日の目玉(!)安部龍太郎先生による特別講演です(画像15~17)。
連載小説「ふりさけ見れば」は会場参加者にも読者が多いようで、1時間以上にわたる講演を皆さん、熱心に聞き入っていました。それにしても小説家の先生というのは広範な知識をお持ちの上に、喋りも大変上手で最初から最後まで聞き入ってしまいました。講演の後には宗家の計らいで安部先生への質問コーナーです(画像18・19)。小説の書き方から、中国の歴史まで、聞きたいことは引きも切らず時間の関係で質問者も限らせて頂きました。

盛り上がった特別講演に続き、宗家による最後の吟詠指導です。吟題は「秘書晁監の日本国に還るを送る(王維)」です。安部先生の講演を聞いた興奮も冷めやらぬままに、指導時の合吟はいつも以上に吟声がホールに響き渡りました(画像20~22)。

充実した吟の一日になったと思います。参加された皆様、お疲れさまでした!

 

 

1.産業振興会館.JPG

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2.会詩合吟.JPG

2.会詩合吟.JPG

3.吟礼(名古屋支部_杉山精鶯).JPG

3.吟礼(名古屋支部_杉山精鶯).JPG

4.幹事長挨拶.JPG

4.幹事長挨拶.JPG

6.宗嗣吟詠指導②.JPG

6.宗嗣吟詠指導②.JPG

5.宗嗣吟詠指導①.JPG

5.宗嗣吟詠指導①.JPG

7.受講風景.JPG

7.受講風景.JPG

8.宗家吟詠指導.JPG

8.宗家吟詠指導.JPG

9.受講風景.JPG

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11.会長連絡会①.JPG

11.会長連絡会①.JPG

10.杉田特別顧問と安部先生.JPG

10.杉田特別顧問と安部先生.JPG

12.会長連絡会②.JPG

12.会長連絡会②.JPG

14.安部先生ご紹介(杉田特別顧問).JPG

14.安部先生ご紹介(杉田特別顧問).JPG

13.吟礼_細野精洋(神奈川地区教場合同代表).JPG

13.吟礼_細野精洋(神奈川地区教場合同代表).JPG

15.安部龍太郎先生①.JPG

15.安部龍太郎先生①.JPG

17.安部龍太郎先生③.JPG

17.安部龍太郎先生③.JPG

16.安部龍太郎先生②.JPG

16.安部龍太郎先生②.JPG

18.受講者質問コーナー①.JPG

18.受講者質問コーナー①.JPG

20.宗家吟詠指導①.JPG

20.宗家吟詠指導①.JPG

19.受講者質問コーナー②.JPG

19.受講者質問コーナー②.JPG

21.宗家吟詠指導②.JPG

21.宗家吟詠指導②.JPG

22.受講風景.JPG

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